1. ホーム
  2. パンデミック対策
  3. パンデミックとは

パンデミックとは

限られた期間にある感染症が世界的に大流行することを、パンデミックと言います。WHOの発表によると、インフルエンザ・パンデミックは、多くの感染者および死亡者を伴うと予想され、世界的な脅威になっています。

過去に発生したインフルエンザのパンデミックは、1918年のスペインインフルエンザ、1957年のアジアインフルエンザ、1968年の香港インフルエンザ、1977年のソ連インフルエンザなどがあり、たとえばスペインインフルエンザでは世界で約4000万人、日本では約39万人の死者を出しました。

こうした新型インフルエンザのパンデミックは10年から40年の周期で発生するといわれています。現在では人口の増加や都市への人口集中、飛行機などの交通機関の発達などから、非常に短期間に地球全体に蔓延し、甚大な被害をもたらすことが予測されます。米国疾病管理センターの予測では、日本では、約1/4の人が感染し、医療機関を受診する患者は最大で2500万人と推定されています。

パンデミックがいつ発生するかを予測することはできませんが、新型インフルエンザの発生からパンデミックに至るには短期間で推移する可能性は高く、パンデミックが起こる事を事前に予測して、各地域状況や環境に合わせたパンデミック対策を計画する事が大切です。

特に、人々の生活維持に不可欠な社会機能を維持することが求められます。社会機能維持に関わる機関・企業は表に示される人々が該当し、個々の機関・企業においては被害を最小限に抑え、業務が滞らないようにするために、ワクチン接種、時には抗ウイルス剤の予防投与も行われるが、これらも含めた事前の対策を講じ、準備をしておくことはきわめて重要です。

表1 社会機能維持に係わる機関・企業の例
社会機能 考え方 対象となる者
治安維持 機能低下を来した場合、治安の悪化のため社会秩序が維持できないもの 消防士、警察官、自衛隊員、海上保安官、矯正職員等
ライフライン関係 機能低下を来した場合、最低限の国民生活が維持できないもの 電気事業者、水道事業者、ガス事業者、石油事業者、食料販売関係者等
国又は地方公共団体の危機管理に携わる者 機能低下を来した場合、最低限の国民生活や社会秩序が維持できないもの 国会議員、地方議会議員、都道府県知事、市町村長、国家公務員・地方公務員のうち危機管理に携わる者等
国民の最低限の生活維持のための情報提供に携わる者 機能低下を来した場合、情報不足により社会秩序が維持できないもの 報道機関、重要なネットワーク事業・管理を行う通信事業者等
輸送 電気・水・ガス・石油・食料といったライフラインを維持するために必要な物資を搬送する者 鉄道業者、道路旅客・貨物運送業者、航空運輸業者、水運業者等

WHOのパンデミックの6段階のモデルの図
図 WHOのパンデミックの6段階のモデル
資料:厚生労働省 新型インフルエンザ対策行動計画